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History & Product
History

Primeraを運営する第一ニットマーケティングは
新潟県のちょうど中央に位置する “見附市“にあります。
この街は江戸後期から繊維産業が栄え、昭和に入ると
東京でニットの技術を習得した職人達が帰郷し
ニット製造を広めました。
第一ニットマーケティングは昭和26年に糸問屋からスタートし
織物から編み物へと業態を変えながら
現在に至るまで糸に関わる仕事を続けています。
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product



自社工場で生産されている商品は主に “ハイゲージ” “ファインゲージ”
と呼ばれる編み目の細かいニットです。
編み目の大きなローゲージに比べ、しなやかでスッキリと
着れるので秋冬に限らず春夏用のカーディガンや
半袖のニットとしても使われるゲージです。
この細かい編み目を作るには通常よりも細い糸が必要になります。
細い糸は繊維長が細く長いものが原料になっているため
一般的なものに比べ希少価値が高く高価な糸です。
第一ニットマーケティングは、この希少な糸の特性を
最大限に活かす為、デザイン企画・編み設計・パターンの
それぞれの視点から物づくりを考え、意見を出し合いながら
カタチにしていきます。



工場にある編み機の台数は100台以上。
7ゲージと呼ばれる比較的太い糸を編めるものから、FF30ゲージという
細い糸を編む機械まで様々な機械が稼働しています。
機械といっても糸をかければすぐに思い通りの編地が
編めるわけではなく、糸によっては途中で切れてしまったり
編めずに不良が出る事も。
編立を担当する職人はひとりで何台もの機械を掛け持ちしながら
機械が順調に稼働しているか、出来上がった編地は狙い通りのものか
チェックと調整を繰り返して仕上げていきます。
美しい編み目のニットは機械だけでなく、職人達の手によって
生み出されていくのです。



出来上がった編地が1着の製品になるまで、
加工、縫製、アイロン、検査など様々な工程が加わっていきます。
そこにも多くの職人達の知識と技術のもと、
丁寧な物づくりが進められていきます。
例えば袖口や裾に用いられるリブと呼ばれる部分は
縫製の際に必ず左右の目を揃えて縫い合わせます。
それは1つの編み目の大きさがわずか1㎜ほどの
ファインゲージでも同様で、仕上がりの綺麗さを重視したこだわりの一つ。
また、ボタンは機械でつける工場が多い中
今でも1つ1つ手付けを続けています。
機械とは付けるスピードは違っても、しっかりと糸を留められるので
ほつれにくく、何よりも仕上がりが各段に繊細なんです。
何でも機械で効率良く物を作り出せる時代。
でも本当に質の良い物は人の手仕事無しでは生み出せません。
長く愛されて、着続けてほしいから
第一ニットマーケティングは丁寧な物づくりを続けていきます。